改めまして、夏コミで「きくらげツーリズム」ブースへお越しいただいた皆様、また「あんこう鍋のほん」を手に取っていただいた皆様、ありがとうございました。おかげ様で予想を上回る反響をいただいております。
アキバBlog様にも紹介していただきました。引き続き、「とらのあな」にて委託中ですので、通販や最寄りの店舗を覗いてみてください。
売上金の一部は、「大洗磯前神社営繕金」として奉納させていただいております。これからも大洗町の発展を祈っております。
さて、ところ変わって沼津市です。
だいぶブログ更新が滞っていたので、ここらへんでまとめてご紹介します。
〇沼津港 にし与
ラブライブ要素は強くないですが(むしろない)、地元の人に愛される食堂で、土休日などは行列ができるほどの人気店です。
早朝6時より営業しているので、港の関係者向きと言えそうですが、朝から美味しい海鮮料理をがっつり食べたい、という方にはお勧めです。
沼津港は、観光客向きの値段が高めに設定されているお店が多い印象をどうしても受けますが、こちらは良心的な値段ですし、ボリューム満点で味も素晴らしい。沼津港一押しのお店です。
煮魚金目鯛定食。素材の旨味を引き立てる優しい味付けの煮魚と、選りすぐりの刺身が小皿でついて1430円。伊豆半島(特に下田)で有名な金目鯛は沼津でもよく提供されている高級魚です。
こちらは魚河岸定食。刺身三点と、あじ、いか、さわらのフライがついてくるボリューム満点のセットです。
こちらのフライ、ちょっと黒ずんだ揚げ過ぎ感のある見た目にはなっていますが、実はこれ、ラードを使って揚げているのでこういう色になってしまうということで、揚げ方は絶妙なのです。
アジフライはなんとその場で捌いたアジをその場で揚げて提供してくれます。
箸でほぐすと、中からほっくりとした身が。こんなに美味しいアジフライはなかなか味わえません。巷のアジフライとは一味も二味も違う、絶品のアジフライを堪能してみてください。
さらにこちらはまぐろ丼アジフライ付き。朝から揚げ物はちょっと……でもにし与の本気を見てみたい、という方にお勧めです。マグロは特製のタレで漬け込んであり、ご飯が進むこと間違いなしです。そしてアジフライまで食べられるとは一石二鳥ですよね。
アジフライはソースをかけても美味しいですが、レモン汁をちょいとかけて食べても美味しいです。ぜひ、沼津港最強のアジフライを堪能してみてください。
〇駿陽荘やま弥
この日はいつもの鯛丼と、初夏にしか味わえないムギイカを注文。
ムギイカは、若いスルメイカとのことです。特製のたれに浸けてあって美味しくいただきました。バスで来たので、美味しいお酒と料理を堪能できました。
〇こもれび
GW直後、GWの間働いていたサービス業お疲れさまでした会をこもれびで実施しました(どんだけブログ更新滞ってるんだ……)。
お通しはエンガワのユッケ風。エンガワをユッケで食べようという発想からまずすごいですよね。これがのっけからめちゃくちゃうまいんです。
こもれび名物、白レバテキ。刺身みたいに新鮮な白レバーはクセが全くなく、するっと食べられちゃいます。ごま油でいただくのがまた贅沢ですよね。なんかもう、めちゃくちゃうまいという感想しか出てこなくなる、人の語彙力を奪う恐ろしい食べ物です。
こちらもこもれび名物の自家製ソーセージ。今まで静岡県の肉料理といえばさわやか、というイメージでしたが、見事にひっくり返してくれました。この上なくジューシーな肉、複雑な味わいが楽しめる究極の逸品です。
ワイルドステーキ。以前、ランチタイムでこちらのステーキを提供していましたが、今はちょっと多忙につきランチの営業を休止しているそうです。
こもれび特製自家製ピザ。チーズたっぷり、本格的に焼きあがっています。
そしてこれです、こもれびアクアパッツア。これで四人分なのですが、トレーの中にたっぷりと魚介が。
スープがまたうまいことうまいこと。クロダイは弾力がすごく、火を入れすぎず最高の具合に煮込まれています。
最後はアクアパッツアの残り汁を雑炊で。いやもう天にも昇るうまさです。酒を飲みまくった後にこれで五臓六腑にうまいもんが満ちていきます……。
満足度抜群なうえ、値段もごく良心的でこれでいいのかと思ってしまうほど。いやあ、こもれび名店です!!
〇THE BLUE WATER
狩野川沿い、リバーサイドホテルのちょい先にあるオシャレなカフェです。
アップルパイをはじめとする各種スイーツが有名ですが、ビールや各種カクテルもそろっており、昼からオシャレに飲みたい人にはうってつけのお店と言えるでしょう。何と言っても店内の雰囲気が最高。
アップルパイは下がアツアツ、上が冷たいアイスになっており、温度差を楽しみながら食べることができます。とても立体的なので、食べるのにちょっと苦労を要しそうですが、それも含めて楽しんでみてください。
自家製シャンディガフ。カクテルも本格的ですね。
〇あじや
沼津港新鮮館内にある食堂です。店の奥にはオハラゾーンと、なぜか大量のガンプラが……。
ここは何と言っても新鮮な料理をコストパフォーマンス良く食べられる場所です。
限定の海鮮ばらちらし、地魚がたくさん載っていてこれで500円です。500円っていうのはびっくりです。思わず本当に500円なのか聞いちゃいました。
こちらは常設メニュー、ミニ丼の真鯛漬け丼です。ミニ丼を二つ頼んで定食にすることもできるようです。 いずれにせよコストパフォーマンス抜群でネタも美味しい、決して侮れない場所と言えるでしょう。
〇エゾシーフードサマー
北海道のニセコで冬季のみ営業している海鮮料理店の二号店が沼津市の口野(狩野川放水路近く)にあります。 本店が冬季のみなので、こちらは夏季のみの営業。パスタやアクアパッツア、パエリアなどが大皿で食べられます。 一人で行ってパスタ、というのも可ではありますが、せっかく行くのであれば何人かグループで行って、大皿料理をシェアしながら食べてみましょう。 海に面した店内は風通しが良く、開放的な気分になれます。店内には生け簀があり、そのまわりをサラダバーが囲んでいます。 取り放題なのか一回限りなのか結局よくわかりませんでしたがサラダバーです。紅茶もミントなど色んな種類から選べます。トマトの冷製スープ(ガスパチョ)はクルトンを入れられて、程よい酸味でいいですね。 イカ墨のパエリア。たくさんの海産物と、イカ墨の芳醇な味がたっぷり楽しめるパエリア。色とりどりの海産物で見た目にも楽しませてくれますね。 こちらはイサキのアクアパッツア。思ったよりも控えめな味付けであっさりといただけました。 店主さんがベアードビールと仲良いみたいで、ベアードの中でもランチに合いそうな二種類をお店でも楽しめます。
〇中国料理いーある シャイニーオハララーメン(紅焼魚翅湯麺、ふかひれと野菜のあんかけラーメン)。 ふかひれをこれでもかっていうくらい使った贅沢なラーメン。 こんなにうまいスープあっていいんでしょうか……。 これは……何だ?!
〇レストランKiya 沼津市からちょっと離れてしまいますが、函南町のレストランKiyaです。 函南には「おざく」という筑前煮みたいな郷土料理があり、「おざく定食」もいただけるこちらのお店ですが、近年「函南カルボナーラ」の振興にこちらも参加し、「おざくなーら」という料理が食べられます。 いわゆるつけ麺風のカルボナーラで、つけ汁の具材に「おざく」が入っています。野菜の煮物とカルボナーラソースを合わせたというのがまず発想としてすごくて、これをつけ汁として麺と絡めて食べるという超新発想がこちらの料理です。 これがめちゃくちゃ美味しいんですよ。 カルボナーラの甘めで優しい味が絶妙です。 そして、〆にはつけ汁に「追いミルク」を。地元の丹那牛乳をアツアツのまま注ぎます。 つけ麺にもスープ割がありますが、こちらはミルク割。優しい牛乳仕立てのカルボナーラスープはほっとする味で素晴らしい……。 いやもう、大満足でした。
〇メゾンドメール貝殻亭 西浦にある民宿兼食事処。家族経営のアットホームな雰囲気と、西洋風コテージのような佇まいで訪れるだけでわくわくしてしまいます。目の前が透明度全国有数のらららサンビーチ。かねてよりダイバーの常連客が多く、頻繁に来る方もいたのでメニューも豊富で、常連客を飽きさせない工夫を心掛けているそうです。小鉢が多く、野菜もしっかり摂れるので健康的ですね。 チェックイン前、たまたま晴れて富士山が見えたので、貝殻亭の婿さんに富士山の見えるビュースポットを教えてもらいました。内浦だと小ぢんまりとした入江、というイメージですが、西浦はダイナミックに海が眺められるスポットがいくつか点在しており、富士山も相まって見事な眺望になっています。 夕食は創作海鮮料理中心で品数がとても豊富。炭水化物はほとんどないのに、新鮮な魚介や手作りの料理でお腹いっぱいになるまで食べられます。どれもお酒の肴に向いている品々で、ビールや日本酒と一緒に楽しく食べるのがいいかもしれません。 鶏肉。レモネード(炭酸飲料とはまた別)という柑橘と一緒に食べます。ジューシーで食べやすく、レモネードとの相性も抜群です。 前菜盛り合わせ。アボガドハム巻き、海老、酒盗クリームチーズ、砂肝、でしょうか。 お造り。山葵はもちろん、特製柚子胡椒でいただけます。駿河湾の海の幸が凝縮された一皿。アジがでっかくてうまかったですね。イカも絶品です。 自家製豆腐。濃厚でもっちもちです。これがデザートでもいいくらいの食感。豆腐までこだわっているのはすごいです。 味付けが絶妙で食べやすい野菜の数々。沼津に来ると魚か肉に偏るので(大洗も同じですよね)、これはありがたいです。 美味しく野菜を食べられるのいいですよね。 いわし。味が染みており、日本酒が進みそうです。 マグロ、アオリイカ、玉子、豚の燻製。 これはビールのつまみに最高です。スモーキーな風味が病みつきになります。 そんなこんなで、大満足の夕食でした。とにかく品数が多く、どれもこれもこだわりの逸品ばかりで度肝を抜かれました。 高級ホテルさながらに洗練された料理の数々ですが、安い値段で泊まることができるので、本当にびっくりです。 当日の夜、囲炉裏を囲みつつ、酒を傾けて貝殻亭ご夫妻と談笑しながら西浦の夜は更けていきました。 沼津の四方山話を聞けてとても有意義でした。 自分は沼津を訪ねてまだ日が浅いので、色んな情報教えてくれるとありがたいです。 朝食はこちら、はまぐり雑炊と目玉焼き、ハム。お酒を飲んだ翌朝はこういうのが一番いいです。 大変お世話になりました、また絶対泊まりに行きたいと思います。
その他、貝殻亭でいただいた料理の数々です。
シーフードスパゲッティ。海老や貝がたこれでもかっていうくらい沢山載っていてお得です。パスタのソースも大変美味でした。 貝殻亭のビーフカレー。またこれがとっても美味しいんですよ。コクがあり、酸味と絡みのバランスが最高です。大盛を頼みたくなる気持ちがわかります。 平日限定の担々麺。スパイスの効いた本格的な担々麺です。最後はご飯を投下して〆ます。 こちらは真鯛の塩ラーメントマト味。 真鯛の旨味を抽出し、凝縮したスープはびっくりするほど美味しいです。 こちらも〆にはご飯を投下し、真鯛とトマトのハーモニーを心行くまで堪能しましょう。 真鯛ラーメンと名乗っているもので、煮込みすぎちゃってエグ味が出ちゃっている店もありますが、貝殻亭の真鯛ラーメンはスープを無限に飲める上品な風味に仕上がっています。また、トマトの酸味と相性が抜群なんですよね。 刺身定食とサバーニャカウダー。サバソニというイベントに合わせて貝殻亭が作ったサバ風味のバーニャカウダーで、野菜をディップさせて食べます。このソース、ほどよい塩味と魚の旨味が効いていてめちゃくちゃ美味しいです。 刺身定食は見ての通り絢爛豪華。 何と言ってもイカとアジが気に入りました。いやあ、貝殻亭すごいです。基本的に何を食ってもうまいですし、海産物の新鮮さが際立っています。今後もぜひ色んなメニューを試してみたいところですね。
〇修善寺旅行
伊豆長岡で温泉に入ることが多かったのですが、この日はちょっと修善寺まで足を延ばしてみました。 川端康成「伊豆の踊子」の舞台でもある修善寺は、雰囲気の良い温泉街が残っていて、ちょっとした散策にもってこいです。 竹林の小径はさながら小京都のよう。ふらっと土産物屋に入って、あとは温泉を楽しむのも乙なものです。 日帰り入浴は「宙 sora 渡月荘金龍」を利用しました。近代的なデザインの温泉旅館で、夜になると露天風呂が光って面白いらしいですが、昼は自然に囲まれてリフレッシュできます。 以前、筥湯は入浴したことがあったのですが、ここまで素敵な場所だったとは思いませんでした。竹林の小径に沿って橋がいつくかあり、恋にまつわるご利益があるのだとか。様々な作品の舞台として登場しているのも納得できますね。沼津と同じく、数多くの人々が聖地巡礼に訪れているようです。